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概要

senmuga

専務がゆくⅡ <酒蔵探訪>< 天山てんざん酒造株式会社>先日佐賀県 小城おぎ市の天山酒造さんに伺いました。七田 謙介社長にご対応頂き、蔵のこだわりや歴史、酒蔵文化についてお話いただきました。酒米には佐賀県産の良質な酒米(「佐賀の華」、「山田錦」など)を使用しています。酒の品質を上げるために、様々な努力をしてきたそうですが、突き詰めていくと必ず最後には原料米に辿り着くそうです。そのため平成17年から地元の意欲的な生産農家の方達と共に、元佐賀県農業試験所の先生の指導を仰ぎながら「天山酒米栽培研究会」を立ち上げました。年に4回ほど、研究会のメンバーが集まって「山田錦」栽培についての勉強会や他地域への圃場視察などを行って、酒米栽培技術の研鑽と意識の向上を図っています。日本の大切な文化でもある「農業」や「酒造り」をお客様にも身近に感じていただけるように「人米酒プロジェクト」という体験イベントもされています。このプロジェクトには老若男女を問わずいろんな世代の方達が参加されているそうです。田植え、稲刈りだけでなく、仕込みや瓶詰めも体験させてもらえて、世界に一つしかないオリジナルのMY酒を作らせてもらえます。このプロジェクトもお米作りの重要性を皆さんに体感していただくために行っているそうです。社長の酒造りのモットーは「天山らしい旨い酒」。その理想は、原料米特有の旨味がある事、繊細ながらもふくよかさとキレをもつ事、 そして飲んだ人が笑顔になる酒。そうして天山の酒、日本酒の素晴らしさを次の世代に継承して行きたい、とのことでした。国内でも毎年多くの賞を受賞され、人気が高く引く手数多あまたな商品たちですが、海外、特にアメリカに向けた海外戦略も着実に進められているようで、今後のご発展が楽しみです。七田社長ありがとうございました。発酵タンクに多くのこだわりが詰まっていますとてもきれいに片付けられた、清潔なお蔵さんでした酒蔵の脇を流れる祇園川 天山の雄大な山々情緒があります七田 謙介社長