ブックタイトルcool_presidents
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9専務が行く~若手経営者に聴く~本日は鮮度にとことんこだわったお魚がいただける「俺の魚を食ってみろ!!」神田本店をはじめ、現在10店舗展開されております、株式会社BC&%BFの小林社長にお話を伺います。(専務・以下專)小林社長よろしくお願いいたします。初めに、飲食に入られたきっかけをお聞かせいただけますか。柴健宏(小林・以下小)私は出身が福島でして、高校中退後東京に出て来ました。渋谷で働きたいという憧れがあり、オープニングスタッフを募集していた居酒屋に入ったことがきっかけです。当初は自分のお店を出したいといった気持把ちはまったくなかったですね。そこで6年程働きましたが、20歳くらいの時に、だんだん自分のお店を出したいと思うようになりました。出店するには資金が必要なので、昼間は蕎麦屋、夜は居酒屋と掛け持把ちで働くといった生活を送っていました。遊ぶ暇はなかったですね。そこから3年間でお金を貯めて、23歳で1店舗目を出すことができました。朝から晩まで働きづめの毎日でしたので、人には「辛かったでしょう」と聞かれることがありますが、まったくそんなことはなかったですね。楽しかったという記憶?しかないです。1店舗目は自分が会津出身ということもあり、地元の郷土料理を出すといった業態でスタートしました。利益は出ていたのですが、今後の店舗展開を考えると先が見えないと思いました。そこで、将来性が見込める魅力的?な業態は何かと考え、「俺の魚を食ってみろ!!」にたどり着いたのです。(專)それはどこからアイデアが浮かんだのですか。(小)弊社の役員が昔働いていたお店で取引があった魚屋さんが、ある業者さんを紹介してくれました。そこの魚を食べた瞬間、「これはいける。魚一本に絞ってやろう」と思いましたね。質と鮮度で勝負することを決めました。(專)ご縁があって業態が確立されたのですね。ユニークな店名の由来を教えていただけますか。(小)実は以前は違った店名でやっていました。魚は出していたのですが、インパクトに欠け、何屋かわからないとお客様に言われることもありました。売りは魚なのに、明確に表現できていなかったので、お客様にも伝わらなかったのでしょう。どうしたものかと悩んでいた時に、飲食業の先輩の一言がヒントになりました。それで今の店名が決まりました。主旨が明確になったので、お客様も入りやすいし、店舗のオペレーションもしやすくなりました。(專)店舗展開をしていく上でのモデルはあるのですか。(小)特に無く独自路線なのですが、せっかく始めたからには仲間がハッピーになれる、誰もやっていないことをやりたいよねとは言っています。私には外食産業で1兆円企業を作るという夢があります。とてつもないことではありますが、誰もやったことがないところを攻める、それが人生の醍醐味ではないかと考えます。ですから止まっている暇など無いのです。言ったからにはやるしかありませんから、目標を達成?するために、やり方を変えていかなくてはという覚悟もしています。(專)今後の展開はどのようにお考えですか。(小)既存ブランド「俺の魚を食ってみろ!!」が基軸となり、新業態を含めた3本柱で事業展開を考えています。メインは刺身という点は今後もぶれずにやっていき、他の部分を見直して、常にブラッシュアップすることでお客様を飽きさせないようにしないといけないですね。また1兆円企業を目指?すためには、上場することや海外にも目を向けていこうと思っています。お話を聞いているだけで、こちらのお魚を是非とも食べてみたいと思いました。熱い大きな夢に向かう小林社長のお話を伺い、こちらもワクワクしてきました。小林社長ありがとうございました。