ブックタイトルcool_presidents
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専務がゆくⅠ<若手経営者に聞く>株式会社アップストリーム今回は大田区で「うしすけ」「のむろう」「ぶたやぶたまる」の名称で焼肉業態を直営9店舗、加盟店2店舗を運営、統括している株式会社アップストリーム吉田達也社長にお話をうかがってきました。それでは吉田社長、まず何故飲食業で独立なさったか教えていただけますか。はい。外的な要因もあったのですが、一番は学生時代から独立ということは頭にあって、大学を卒業してサラリーマンになって一年ほど勤めたのですが、独立をしたいという気持ちが高まって、詳しくは申し上げられませんが、外的なきっかけもあって現金商売である飲食業を選びました。飲食の中でもお寿司か焼肉が客単価も高く、皆さんが好きな食べ物だと思っていました。その中でもこれはとんでもない間違いで、後で苦労しましたが、お寿司は技術が必要で職人を雇用しなければならない。当時立ち上がりに時間をかけられない状況でしたので焼肉ならそれ程調理の技術もいらないだろうと焼肉を選びました。いや、とんでもなく認識不足でしたが。当初経営なさった「うしすけ」さんではどんな点にこだわりを持ちましたか。焼肉屋ですので肉の質、特にタンとカルビとロースだけは近隣に絶対に負けない商品を揃えました。もう一つは米ですね。これは今も変らないのですが、米を天然水で砥いで、天然水で炊いています。立地という点でも米は重要だと思っています。それとファミリー層も来やすいように、白を基調とした店舗デザインにしました。当初は地場でやったということもあって、そこそこうまくいったのですね。事業的に10年くらいで100店舗くらいやろうと思ったくらいですから。ところがBSEの事件が起こり、厳しい状況になりました。他では豚や鶏にシフトしたお店もあったのですが、私は牛肉から他へ行こうとはまったく思いませんでした。毎日牛肉食べてましたね。また、暇になったということを契機に、妻からも薦められたのですが、勉強をするようになりました。BSEからも学んだことは、お客様の信用を得ていくというのはブレちゃいけないということです。その後も口蹄疫や偽装問題などもありましたが、うしすけのお肉は安全で美味しいという点だけは守り抜いたことが良かったと思います。成功も失敗もあって現在三業態11店舗。何か、気をつけていることはありますか。はい、月並みですがやはり人だと思います。弊社くらいの規模だと私自身のブレでスタッフのハンドリングを失います。また、お客様の満足以上にスタッフの満足ということを考えなければいけないと思います。満足というのは給料ということだけでなく、勉強できる環境にお金をかけるとか、親身に相談にのっていくとか、私自身の姿勢や言動でスタッフに希望をもたせるとか、色々あると思います。弊社は現在筋トレ中ですね。「関わる全ての人を幸せにしよう」を理念。「飲食業を通じてイノベーションを起こそう」をミッションとして、今後も色々計画なさっている吉田社長でした。社員にNBAを取得させようと企画中とのことです。