ブックタイトルcool_presidents
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ここまでうまくいっているというのでしょうか、盛業の要因はなんでしょうか。そうですね、身の丈にあった商売を心掛けていますが、ここというところでは投資をきちんとしてきたと思っています。特に人財ですね。よくこんな方を雇用できたと感じることがあります。強いお店を創れるようになってきました。毎年されているスタッフさん向けのイベントも貢献しているのではないですか。はい、大新年会はアルバイトさん向けに、夏に行なうイベントはアルバイトリーダーくらいまでの社員向けのイベントです。各店お休みして行なっています。売上の損失まで入れると大きなコストとなりますが、これは人に対する投資だと思っています。何といってもやはり人です。それはお取引先も含めてだと思います。皆さんがいらっしゃらなければ私たちは商売できないのですから。毎年年末には私たち業者をねぎらっていただける囲む会もあり、本当に人を大切に確実に進んでいる企業様だと思います。横山社長、お忙しいところありがとうございました。専務がゆくⅠ<経営者に聴く>株式会社RYコーポレーション代表取締役横山藤雄様今回は、自社開発業態、FC加盟店などで26店舗、ウエディング事業、クッキングスクールも経営なさっている株式会社RYコーポレーション代表取締役横山藤雄様にお話しをうかがってきました。それでは、会社の成り立ちをお教え願えますか。はい、私は元々小売の世界で働いておりまして、精肉のデベロッパーだったのですが、実家も肉の卸業者でして、自分としては家業での事業ということはずっと考えていました。そんな時に勤務していた会社で外食進出の企画が立ち上がって、その時に一番ヤル気のある社員に任せようという社長の意図で、私が選ばれまして携わるようになりました。肉の業者でしたので、焼肉やステーキと安直に考えてしまうのですが、いや、小売と外食はサービスも経営手法も異なるので、まずはしっかりとしたノウハウを身につけていこうということで、当時の社長と色々なFCチェーンを回りました。その中で選択の基準は理念のしっかりしているチェーン、更にノウハウを学ぶためには1店舗だけやっても学べないだろうからという理由で半年で3店舗開業しました。その後自社業態を1店舗開けたのですが、3年くらいでしょうか、会社として外食の投資回収にあまり魅力を感じなくなって、スタッフも含めて売却の方向に進むようになりました。私は事業部長としてスタッフたちの雇用もしてきましたし、自分だけ会社に残るというのも納得がいかず、また、いつか起業しようと考えていたのも重なりまして、これもよいタイミングだなと起業しました。誤解のないように申しますと、会社と揉めたとか社長と仲違いをしたとかではありません、今でも恩を感じておりますし、起業も業務委託として受けたくらいです。そこからの展開はどうしたのでしょうか。私が会社時代に出向したり、とても密接にお付き合いさせていただいた「ステーキハンバーグ&サラダバーけん」の井戸社長との関係でまずは、「いわたき」をやらせていただいて、その後「けん」に加盟しました。ちょうど「けん」がブレイクをした時代でしたので、成績も良かったですね。FCに加盟されるのと、自社業態でやるのとでは何が大きく変わりますか。カッコイイ店を作ることは簡単だと思うのですね。しかし、事業として成り立つか、お客様に支持されるかはわからないのです。儲からないと誰も幸せにならないと思います。そういった意味で儲けるではなくて儲かるビジネスがFCだと思っています。もちろん、儲かれば良いというわけでなくて、自分たちの色というのでしょうか、自分たちの主張を持って運営できることも大切です。それとは別に自分たちで考え、産み出すブランドが自社業態です。自社業態の方が思い入れや喜びはもちろん違いますね。自社業態をやりだしたのは3年目くらいからで、早くできたと思っています。会社の転機としては、上野にココリコを震災の次の日に開店しまして、不安はあったのですが、そこから年間5店舗程の出店ができるようになりました。現在7期目になります。柴健宏