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KODAWARIhttp://www.shibataya.co.jp/10毎月開催!業界の最新トレンドが満載です!日本酒試飲会レビュー~酵母別味わい比較試飲会~7月22日の日本酒試飲会は、使う酵母によって味わいがどのように違うのか比較できるという、日本酒好きには堪らないマニアックな内容でおこないました。昔ながらのオールドスタイルと、新しい味わいに挑戦したニュースタイルとを比較することで、それぞれの良さが明確になった試飲会でした。中でも特に興味深かった商品をご紹介いたします。まずはニュースタイルから。花の香701 375ml〈熊本県〉酵母:協会7号系シバの日価格660円【94726】新ジャンルの日本酒です。オレンジや杏の様な華やかな香りは、7号酵母によるもので、爽やかな風味と日本酒の豊かな香りを感じることができます。甘さもありますがしっかりとした酸によって、べたつくことなく杯が進むので、和洋中いずれのジャンルに合わせても、料理をいっそう引き立ててくれます。新感覚のアペリティフとして、ぜひお試しください。花の香702 375ml〈熊本県〉酵母:協会7号系シバの日価格700円【94727】華やかで今までにないフルーティさと微炭酸の刺激が心地よいお酒です。こちらも7号酵母を使用しています。キリリと冷やせばよりクリアな味わいとなり、その味とモダンなデザインがスペシャル感を演出します。シュワッとはじける低アルコール発泡清酒なのでお酒があまり得意でない方にもお勧めです。以下は深みのあるオールドスタイルです。杜氏栽培米特別純米妙高山1800ML〈新潟県〉酵母:新潟G74シバの日価格2400円【81910】「にいがたの名工」と「全技連マイスター」のダブル認定された、平田杜氏が自ら栽培した酒造好適米「五百万石」を100%使用。伝統的な瓶燗火入れと低温熟成で米の旨みを閉じ込めた味わいです。飲み方は常温・冷や・ぬる燗がお勧めです。特別純米みすず無濾過生1800ml〈長野県〉酵母:長野D(アルプス酵母)シバの日価格2400円【84065】上品な酸と旨味のバランスが絶妙な特別純米酒。水の綺麗さを感じさせる風味は、アルプス酵母によるものです。柔らかく嫌味のない香りが心地の良い逸品で、お酒だけでも楽しめますが、料理との相性も抜群です。龍勢備前雄町生もと純米1800ml〈広島県〉酵母:蔵付酵母(酒母無添加キモト)シバの日価格3000円【92447】蔵付き酵母で醸された、酵母無添加の生モト純米酒です。雄町ならではの、柔らかでいて腰のある、しっかりとした酸が特徴です。酢の物やカルパッチョとの相性は秀逸です。飲み方は冷やかお燗がお勧めです!セミナーレビュー~酵母による酒質の違いについて~今回は長野県の美寿々酒造代表取締役であり杜氏でもある熊谷直二氏に酵母についてあらゆる角度からお話しいただきました。●酵母の違いが日本酒の個性として表れる。最近では県単位で独自酵母の開発が進んでいる。人気が高いのは華やかな香りが出る酵母。美寿々酒造でも長野Dという酵母を使用し、華やかでいて食事とも合いやすい酸度の酒を造っている。●酵母は一般的に酒の醪から分離されるが、秋田県で開発されたK1501酵母は花から分離されたもので、話題性がある。●昔は家付き酵母で酒を造っていたが、今は表現したい味に応じて酵母を選択し、造っている。今は様々な酵母が存在し、造りたい味も選ぶ酵母によって表現することができるが、一麹・二?・三造りと昔からいうように、良い土台があってこそ良い酒になるという、基本部分の大切さも教えていただきました。酵母に注目して日本酒を選び、お勧めすることで、お客様に新しい提案ができるのではないでしょうか。